let's  いめいじん句" 

「いめいじん句"」投句大募集!

 

 

7月号「いめいじん句"」のお知らせ

 

毎月掲載される1枚のカットをもとに、

自由な発想による作品を募集します。

応募された作品を選者が鑑賞いたします。

初心者の方も大歓迎!

お気軽にご応募ください。 

 

(カット:湯谷良)

                                                                                                                                                                                                                  

[例句]

図鑑手に一番乗りの捕虫網

寝落ちせし胸に一冊ハンモック

少年の凛々しき眼夏期講座

 

                                                                                 

 ●投句方法

 投句はメールでお願いします。

専用投句フォームに必要事項をご記入のうえ

送信してください。

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投句フォーム以外での投句をご希望の方は

下記のアドレスでも受け付けています。

[email protected]

 

 

 

●締め切り

 

31日(金)

 

●入選作品発表

 

月予定

 

               


6月号「いめいじん句"」  入選作品発表

          山田美恵子選

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    梅雨入りや古きラジオと好々爺   垣内孝雄

年代物のラジオと並べて書かれた好々爺はどなたでしょう。

人の好いにこにこした優しいおじいさん、もしかして貴方。

これからうっとおしい梅雨に入ります。

ラジオを鳴らして心は明るく心掛けたいですね。

好々爺は女性には匹敵する言葉がありません。

女性は年をとっても素直になれないのです。

 

生涯にオーダーメードの走馬灯     藤川雅子

走馬灯は中の影絵が回ってゆく照明器具ですが、なかなか幻想的です。

我が家もお盆の時は灯しているのですが、

父や母に会えたようなそんな気持になれて、安らぎます。

オーダーメードの走馬灯は特別誂えですから

作者の心の籠った大切な時間を共有してくれると思います。

 

梅雨明の商店街の小賑はひ     芦田美幸

町の商店街はいろんな音があり懐かしい所ですが、昔のような賑わいが無くなりましたね。

何でも売っていてお店屋さんは馴染の客に声をかけて生活のあふれた通りです。

スーパーに押されていますがまだまだ便利な場所です。

作者は「小賑わい」という言葉をもってこられました。

想像ができますし、梅雨明けの明るさが良いですね。

 

サヨナラと叫ぶラジオや終戦日    坂倉一光

昭和に決められた終戦日は、80年近くを経て来ました。

体験された方の話を聞く機会も少なくなりました。

それでも戦争は忘れてはならず、起こしてはなりません。

作者はラジオの叫ぶ声が気になられたのです。

何にサヨナラを叫ばれたのかいろいろあるでしょうが、

終戦日だから気になられたのでしょう。

 

黄昏の舞台蛍の舞踏会            葵

蛍の舞う美しい時間を詠まれたのでしょうか。

夢見るような蛍火が流れる川はまさに舞踏の世界です。

二時間ほどの儚い恋ですが蛍は一生懸命灯して、私たちを楽しませてくれます。


 
   五月雨やジャズの流れる歯科医院   宇佐美好子

歯医者さんはいつ行っても緊張する場所です。

目をつぶっていても先生の一挙一動は気になります。

タービンやバキュームの音も恐ろしいです。

それらをカバーするようにジャズが流れているのでしょう。

貴方の気鬱は歯痛とやはり五月雨でしょうね。

 

ピアノ譜に起こしきれない喜雨の音や   三浦春奈

旱が続き待ちに待った雨が降り、大地が潤っていく、うれしい雨です。

その喜びをピアノの楽譜に表そうとされたのでしょか。

静かに雨の音を聴いている貴方が浮かびます。

 

にんじんはさくさくいったくっきんぐ   ゆずみ

ゆずみちゃんは5歳になられたので、

プラスチックの子供用包丁で人参を切られたのでしょうか。

お母様と一緒にお料理とは楽しそう。

「さくさくいつた」は気持ちよく切れた喜びがでて良いですね。

 

武者のごと梅雨の山越ゆ送電塔      昼寝

ラジオの連想から送電線、幅を広げ想像されました。

我が家から見た尾根にも送電塔が立っています。

無機質な鉄塔ですが、梅雨のうっとしい雨にけぶっている立ち姿を

「武者のごと」と捉えて一句にされました。改めて送電線を見直しました。

 

ニュースではヨイトマケ唄ホタル消ゆ   田中権

ヨイトマケの唄は三輪明宏さんの若かりし日の唄ですが、

この六月91歳で亡くなられたそうですね。

貧しかった日本の息の詰まるような悲しい唄でしたが、熱唱されたのを思い出します。

往年の大スターが次々と亡くなられるのは寂しいことです。

そんな気持を「蛍消ゆ」と表わされたのですね。