let's  いめいじん句" 

「いめいじん句"」投句大募集!

 

2月号「いめいじん句"」のお知らせ

 

毎月掲載される1枚のカットをもとに、

自由な発想による作品を募集します。

応募された作品を選者が鑑賞いたします。

初心者の方も大歓迎!

お気軽にご応募ください。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                           カット:山本耀子

                                                                                                                                          [例句]

菜の花や太陽の塔歩きさう

遠つ日の塔よみがへる春日影

遠足の声のふくるるモノレール

                                                                                 

 ●投句方法

 投句はメールでお願いします。

専用投句フォームに必要事項をご記入のうえ

送信してください。

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いめいじん句" 投句はこちら

 

投句フォーム以外での投句をご希望の方は

下記のアドレスでも受け付けています。

info@kaseihaikukai.com

 

 

 

●締め切り

 

29日(木)

 

●入選作品発表

 

月予定

 

               


1月号「いめいじん句"」  入選作品発表

           山田美恵子

 

 

 

 

 

 

  

  桐下駄に足袋をそろへる母なれや   垣内孝雄

桐下駄に足袋が揃えられてあるのは、

細やかに心配りをされるお母様かもしれないなあ、と言うことでしょうか。

「そろへる」は今なさっている行為なので「添へてあり」となさっては如何でしょうか。

ちなみに「母なれや」の「や」は疑問の係助詞としてつかわれます。

「母なりし」と断定にされるのも良いかと思います。

 

成人の日の髭剃りの四枚刃     坂倉一光

「成人の日」と「髭剃りの4枚刃」の捉え方は面白いと思いました。

逞しくしっかりと大人になってゆかれる、息子さんとお見受けしました。

写生がとても効いています。

 

下駄の音冬ざれのなか奴が来る    藤川雅子

そういえば、そんな歌がありましたよね。かまやつひろしの「我が良き友よ」です。

この奴は親しく気取りのない方なのでしょう。

冬ざれの中下駄音をさせて来る奴は一体何の用があるのでしょうね。気になる方ですね。

「下駄の音」で切れているのでこのままでも良いのですが、

「冬ざれや」で季語を強調され「音高々と奴の下駄」とされるのはいかがですか。

 

咲き誇る山茶花の赤母想う     葵

山茶花は優しい花です。結婚をされ子供を育てると母の有難さがしみじみ分かります。

山茶花の赤にお母様の笑顔を思われたのですね。

私もちょっと淋しい時母の笑顔を思い出します。

私の娘も思い出してくれているのかなあと、そんな気持になりました。

 

餠花や寅さんのなき映画館     芦田美幸

寅さんと言えば渥美清さんの顔が浮かびます。テレビで何度見たことでしょうか。

人情深く人なつっこく、誰もが好きになるのですが、

最後は失恋をして旅へ出る寅さんに同情やらなにやら不思議な気持になるのです。

渥美清さんは寅さん像が強すぎて随分悩まれたそうですが、素敵な役者さんでした。

 

風花や天狗の鼻の動いたか     宇佐美好子

「風花」に対して面白い発想をされますね。

この天狗「日本昔話」のテレビ漫画に出て来そうな懐かしいお顔を想像します。

私もそんな気がしてきました。

天狗の団扇だったら、強い風が吹いて来そうだけど、鼻をうごめかしただけですから。

天狗も何か思案をしていて、鼻をうごめかせたのでしょうか。

 

水仙花下駄箱上に迎へたり     田中権

どなたかに水仙を頂かれたのでしょうか。

それとも庭の水仙を切って来られたのでしょうか。

水仙なので「迎へたり」より「置かれあり」の方が自然だと思うのですが。

いっそ下駄箱を言わないで、「水仙の香に迎へたる紺背広」香りのご招待です。

女性を迎えるのでしたら、、、考えてみて下さい。

 

初碁会勝つ気秘めたる石の音    昼寝

初碁会は活気があるでしょうね。

どなたも強くなりたいでしょうし、研究もなさって挑まれて来られたのでしょうから。

碁石を打つ音も違うと感じられるのは、緊張が漲っているのでしょうか。

 

たこあげはこんにゃくみたい「ふにゃふにゃら」   ゆずみ

凧揚げの句。ゆずみちゃんはこんにゃくみたいにふわふわ浮いている、と思ったのでしょうね。

体をスイングさせて「ふにゃふにゃら」とお母様に表現されているのでしょう。

鍵括弧は話し言葉なので私がつけたのですが、いらなかったかもわかりません。

上手な俳句ですよ。

松尾芭蕉の言葉に「俳諧は三尺の童にさせよ」とあるのですがまさにその通りです。

お母様が上手に言葉を取り上げておられるのにも感心しました。