let's  いめいじん句" 

「いめいじん句"」投句大募集!

 

 

 

2月号「いめいじん句"」のお知らせ

 

毎月掲載される1枚のカットをもとに、

自由な発想による作品を募集します。

応募された作品を選者が鑑賞いたします。

初心者の方も大歓迎!お気軽にご応募ください。

                                                                                        カット:山本耀子

                                                                                                                                          [例句]

大江嶺の闇の底ひへ豆打てり

梅東風や睨み利かせる鬼瓦

シーサーの仰いでゐたる春の星

                                                                                 

 ●投句方法

 投句はメールでお願いします。

専用投句フォームに必要事項をご記入のうえ

送信してください。

いめいじん句" 投句はこちら

 

投句フォーム以外での投句をご希望の方は

下記のアドレスでも受け付けています。

info@kaseihaikukai.com

 

 

 

●締め切り

 

28日(日)

 

●入選作品発表

 

月予定

 

               


1月号「いめいじん句"」  入選作品発表

                蘭定かず子選

 

 

 

 

 

 

 

      

 ラガーらのその勝ちつぷり負けつぷり  坂倉一光 

「勝ちつぷり負けつぷり」が良いですね。

試合終了後の、互いの健闘を讃えあう充足感あふれる清々しい様子が見えます。

日本中が沸き立った2019年のワールドカップ日本大会を思い出しました。

 

 寒灯や母のてなれのしつけ糸      垣内孝雄 

カットの絵を見て裁縫に勤しむ母親の姿を思い出した人も多かったようです。

家族が寝静まった後も、ほそぼそとした明りを片寄せて針仕事に励む手許。

しみじみとした温もりのあるともしびです。ほんと、昔のお母さんはよく働きました。

 

 ミシンふむ母の足元春隣        南野ひとし 

この句のミシンは足踏みなのでしょう。個人的にもミシンを踏む音は大好きです。

軽やかに踏むその足元から繰り出すリズミカルな音。

ミシン台からこぼれる色あざやかな布地。春はすぐそこまでやってきています。

 

 雪しまく娘の運針の赤い糸       香雪 

外は吹雪。家庭科の宿題でしょうか、運針に余念がない女の子とそれを見守る母親です。

最初はぎこちなかった針目もしだいに揃ってきて、布に赤い縫い目がほつほつと並び始めました。暖かな室内での母子の和やかな様子が垣間見えます。

 

 針箱に母の待ち針着衣始        芝香 

「着衣始」とは新年最初に着物を着ること。

ちょっとした手直しのために針箱を開かれたのでしょう。

「針箱」「待ち針」「着衣始」と語彙が似通っているので、

何か別の季語も試されてはいかがでしょう。また違った表情の句ができそうですよ。

 

 すぐとれるコートの第二ボタンかな   宇佐美好子 

これ、体験者としてよく分かります。いちばん上のボタンまではめるとちょっと窮屈なので、

その次のボタンから留めることが多いコート。

なので、どうしても第二ボタン辺りに力がかかり、ボタンの付け糸も緩みやすいようです。

付け直さなくてはと気にしつつも、ぎりぎりにならないと中々その気にならないものです。

面白いところに着目されました。

 

 再会の叶はぬ父に縫ふマスク      みゆき 

「再会の叶はぬ父」に、ついつい近頃のコロナ禍を思ってしまいます。

何かの事情でなかなか会えないお父様。

けれどもいつか会えるその日のために、せっせとマスクを作りためている作者です。

 

 脈拍の休まず刻む冬夜半        昼寝 

「脈拍の休まず刻む」とは当たり前すぎるほど当たり前の内容です。

が、こう真正面から切りだされるとけっこうインパクトがあります。

手首に当てた指先から伝わってくるその拍動を、読み手も共有して感じ取ることができます。

「冬夜半」の力でしょう。

 

 シューズ入れ一針ごとに春おもふ    晴音 

入園かそれとも入学か。お子さんのために上履き入れを作っておられるのでしょう。

こころ楽しい手仕事ですね。子の健やかな成長を願う、幸福感あふれる一句です。

ことさら春が待ち遠しく思われます。

 

 絎台に母思ひけり春の雨        みさを 

「絎台」、懐かしいですね。以前はどこの家でもあったような気がします。

着物を仕立てる際、布地がたるまないように布の一端を引っ張るための裁縫道具です。

滑りを良くするため、針先をちょっと頭髪で掻いていた母親の仕草なども思い出します。

「春の雨」も適っていると思います。柔らかな「春の雨」です。